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シネマティック2020.07.03
一眼ムービーというものが世に出て早10年余り。
最近では映画撮影で使うようなシネマカメラがどんどん小型軽量化し、機材のコモディティー化が進んでいる印象です。
これは誰もが映画のような映像を撮れる時代が来たということを意味しています(正しくは映画のような映像を表現しやすくなった)。
ウェディングムービーの世界でも昔から「映画のような」ウェディングムービーを目指していたし、映画的=シネマティックなムービーが市場に占める割合が確実に増えています。
映像需要がこれだけ爆発的に伸びている中で、映像業界では今まで独占的価値観であった「テレビ的表現手法」に加え「映画的表現手法」という比較的新しい方向性が確立されてきたんじゃないかなと考えています。
で、以前にも書いてるんですが、そもそもシネマティックってなによ?ということをまた時々立ち止まって自分の解釈や定義を常に問い続けないとダメだなと思いました。
表面的で本質的ではない部分のほうにいつのまにか持ってかれちゃうな~と危機感を感じています。
ボケとかルックとかは、表層的な「シネマティック」の側面のひとつでしかないということを、常に肝に銘じておかないと近い将来必ず買い叩かれますよ。おーこわ。