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創業10年。ブライダルビデオ屋さんからの脱却2019.01.17

2019年6月、OUNCEという名前の映像制作チームを創業して10周年を迎えます。 今まで通算5,000件以上の案件を施行し、その大部分をウエディングが占めてきました。 創業のタイミングがデジタル一眼黎明期と重なり、ブライダルビデオの表現方法が世界中で一変した時期でもあります。 それはまさに革命。 美術史に例えるなら14世紀のルネッサンス、もしくは19世紀の印象派の台頭に匹敵すると言ってもいい出来事でした。 さらにインフォメーションテクノロジーのすさまじい進化の恩恵を受け、僕たちのような資本力のない弱小チームやフリーランスでも、ある程度戦える環境になってきました。 旧態依然の価値観と生産体制によって、ダサくてどうしようもなく絶望的なブライダルビデオが市場を席巻していた事に対するアンチテーゼとして始めたこの事業ですが、もうそろそろ創業時のミッションを変更する時期に来たのではないかと感じています。 「結婚式をいかに素敵に切り取るか」に腐心してきたこの10年から、「結婚式」の枠を飛び越えた向こう側を目指す10年にしたい。 その前哨戦として去年は「日常」をテーマにした前撮りムービー専門サービスを立ち上げました。 そしてこれを機に「結婚式」を撮影編集するという仕事から、「結婚」をきっかけに人生を再解釈して表現する仕事にしていきます。 次の10年はこの新しい定義に注力することで、街のブライダルビデオ屋さんから脱却します。 人間の面白さと美しさを誰よりも追求するフィルムメーカーでありたい。 OUNCEの今後のミッションにどうぞご期待ください。