実家は、150 年続く写真館。撮られることが日常だった。それに抵抗するように、撮られることにも撮ることにも興味がなかった。
誠実な人でありたい。どうせやるなら、うまくなりたい。どうせ知るなら、深く知りたい。自分が満足するまで探求し続けたい。
被写体との距離感で、撮れる画は変わると思う。遠いだけでも、近いだけでもない、その間にある繊細な距離で、観る人の「考える余地」を大切にする。
画一的なおいしさではなく、「個人でこだわってやっているレストラン」が面白いと思う。 こなすのではなく、真っ直ぐ勝負する。自分の映像もそういうものでありたい。