子どもの頃から、映画が大好きだった。祖母に譲ってもらったビデオカメラを手にした時「これで映画撮れる!」と思った。ワクワクが止まらなかった。
映像を撮る仕事がしたい。その気持ちが抑えられず、新卒入社した会社を退職。アルバイトをしながらの下積み時代。もっと良いものが作れる、そう思ってここまで走ってきた。
仕事をする姿を見て、「幸せだね」と隣でいつも妻が言う。そのとおりだと思う。それは、周りにいるみんなのおかげだと思う。
聞き上手であり話し上手。被写体への興味や想いは映像に乗っかるのだと思う。「愛のある画を撮るね」と言われることが、私にとっては叙勲だ。
映像が、たくさんの出会いをくれた。仕事も語学も、そして妻も。その出会いは数え切れない。これからもこの天職と人生を歩んでいきたい。